提言:終盤に入場料無料の時間を設けて欲しい

無料開放はホビーラウンド22まで、23では入場料¥1100、14:00以降500円で入場可、
24は開催中止で25からは入場料¥1100が終日必須となりました。

私はホビラン19からディーラー参加していますが、入場料を取るようになってからの変化としてガレキディーラーの早期撤収が目立っていると感じています。そしてそれは今回の26ではかなり際立ったものになったと感じました。

ディーラーの早期撤収、だいたい13時を過ぎた頃からちらほらと出始めて、14:30くらいには空卓が目立ちかなり閑散とした雰囲気が漂います。閉会時間まで販売を続けたディーラーは本当にごくわずかです。
私はと言うと、こういったイベントは主催者のみならず参加者も一緒になって作り上げるものだと思っているので、最後まで販売をするべきだという責任感からら閉会時間まで販売体制を取り続けました。ですが、15時くらいから完成見本の撤収開始をして閉会と同時にすぐ引き上げられるように準備を整えていました。ちなみにキットが最後に売れたのは終了10分前で、その前は14時くらいでした。

最大の問題点は、売り切れてるor撤収している可能性が高いから行かない→集客が見込めないから早期撤収、という悪循環に陥っていることだと思います。もし商品が売れる可能性があればディーラーはそのまま販売を続けるでしょう。

客の側からしてみると、入場料を払うだけの価値があるかどうかが判断基準になるかと思います。物販イベントですからその中でも最大の動機は「欲しい物が買えるかどうか」だと思います。なんとしても入手したいものがある人は、事前販売の入場券を購入することでしょう。これは当然だと思います。ですが、見方を変えると、購入意欲が高い人は事前販売分の入場時間が過ぎたら来る可能性が極端に低くなると言うことでもあります。中には早い時間に来られないという人もいるでしょうが、当日券の入場が12:30頃からというのを考慮すると13:30くらいまでに来場がなければ購入していただける可能性はぐっと低くなります。

ところで、ホビランの利点としては都心に近い&観光地である浅草で開催、の二点が特筆すべき点だと思います。つまり気軽に行きやすい&ついでに寄り易いのがホビランのいいところではないでしょうか。これが幕張やTRC東京流通センターではそうは行きません。が、せっかくのハードルの低さを入場料必須としてしまうことでハードルを高くしてしまっているのです。買えるかどうかわからないから入場を悩むorなにやらイベントをやっているのでちょっと覗いてみたい、という人を排除してしまう悪手だと思います。

長くなりましたがここで提言です。終盤に入場無料とすることで、ダメ元で来場する&ちょっと覗いてみたいという人を呼び込むことが出来ます。そしてそれは販売機会の増加に繋がり、イベント閉会までいたほうがメリットがあるとディーラーは判断し早期撤収が減るのではないでしょうか。早期撤収が減れば閑散とした雰囲気がなくなり活気が出る。活気があると人は自然と集まります。人が集まれば販売機会も増える、と好循環が期待できます。主催のボークスにしてみても、当日券の販売は減少するでしょうが、物販は増加が期待できるのではないでしょうか。

次回ホビラン27ですが、現在の情報では入場料未定になっていました。私はこれを、入場無料時間が復活する可能性があるのではないかと感じました。当日券販売の減少はあるでしょうが、イベント終盤の閑散とした雰囲気の改善、ディーラーの早期撤収防止、物販の促進など、総合的に見るとボークスにとってもディーラーにとってもメリットのほうが大きいのではないでしょうか。コロナ禍の影響もあるとは思いますが、入場無料のときと比較すると、だんだん先細っている感が否めません。数少ない貴重なガレキ販売のリアルイベントなので少しでも盛り上がって欲しいと願います。入場無料時間を設けることでかなり改善できるのではないかと考えた次第です。